競輪

【別府競輪(モーニング)FⅡ】近藤圭佑があっせん停止から復帰、スケルトン日本2位の経歴

 近藤圭佑が、4カ月ぶりのレースを走った。前回の豊橋では先頭員早期追い抜きの失格。初の別府では、中野真吾のカマシを突っ張り切って先行した。最後はラインの2人に差されて3着。惜しくも準決勝勝ち上がりはできなかったが、復帰戦としてはまずまずの動き。赤板では「誘導を見て、後方も確認して、絶対早期追い抜きだけはしないように。でもやっぱりドキドキでした」と笑った。

 本格デビューからまだ2年の121期だが、もう38歳。そり競技のスケルトンで五輪を目指した経歴を持つ。「マイナー競技でもいいから、五輪に出たいという思いがあった。それで、そり競技で有名な宮城の仙台大へ進学しました」。全日本選手権2位の実績もある。それでも「国際大会での成績も重要で、それで五輪には行けませんでした」。競技を中断した期間はあったが、30歳を超えても続けた。しかし、「連盟が30代は代表にしないという方針になった」と、五輪の道を断たれた。「競輪選手という道があると知って、適正で養成所を受験しました。運良く通った」と転向に成功した。

 アルバイトをしながら続けたスケルトンに比べて、「競輪はやっぱりすごく恵まれています」と収入面では比ではない。あっせんのなかった4カ月間は無収入だったが、これからはスケルトンで磨いたダッシュ力で稼ぎまくる。

4カ月ぶりの実戦を走り終えた近藤圭佑

 

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