競輪

【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】本馬鎌「初手の位置取りが命でしたね」3番手強襲で高配当を提供

<記者コラム・森川和也の追走一杯>

 一般戦とは到底思えない豪華な顔ぶれがそろった2日目2Rは、6番車の伏兵・本馬鎌が3番手から伸びて1着。3連単6―5―2で、3万2990円の高配当決着となった。

 別線の内田淳は前期16勝で1V、補充参戦の野上竜太は同19勝で2V。優勝候補といっても過言ではない両者が相手の3分戦で、本馬は伊藤司と同県ラインが組めるとはいえ苦戦必至の番組だった。

 「初手の位置取りが命でしたね」と振り返ったとおり、Sで外枠の6番車から中団が取れたのが大きかった。「突っ張って駆けたのが野上君。掛かりは良かったし、内田さんが捲ってきても自分の横くらいかなと思った」。前々回の当地で優勝していた野上のよどみない先行の3番手で脚をため、上がり11秒5の差し脚を爆発させた。

 本馬は、先輩に託されていただけに「前々に行けるところがあったかも」と自分だけのレースになり申し訳なさそうにしたが、4着だった伊藤に「あの3番手は自分でSを決めて取ったんだから、そんなに気にするなよ」と言われてホッとしていた。▼最終日の4Rも3分戦。隅田幸助とラモスレオの隙を突ければ、天沼雅貴とのワンツーもある。4=6―125。
▼7R(船山真生)ルーキーシリーズの2場所(6走)はオール3連対で、決勝3着が1回。単騎でもVを狙えるだけの資質と対応力を兼ね備えている。5―123―123。

2日目2Rを3番手強襲で制した本馬鎌

 

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