競輪

【小松島競輪・GⅢ開設記念】地元の犬伏湧也がGⅢ2度目の制覇

 小松島競輪のGⅢ開設74周年記念「阿波おどり杯争覇戦」は7日、最終日の12Rで決勝戦が行われ、地元の犬伏湧也(28)=徳島・119期・S1=が、最終バック8番手から捲り追い込みで1着。昨年3月、大垣以来のGⅢ通算2回目の優勝を果たした。新田祐大の捲りに乗った佐藤慎太郎が2着。犬伏マークからコースを突いた小倉竜二が3着に入った。

地元記念初制覇を果たした犬伏湧也

■ヒーロー
 地元のヒーローを大歓声が包んだ。犬伏が並み居る強敵をなぎ倒して通算2回目、地元では初のGⅢ制覇を果たした。

 レースは九州勢が先制。新田―佐藤が反撃に出るが出切れずにもつれた。犬伏は前団の動きを見極めて最終バック8番手からスパート。アオリを乗り越えて、大外をゴールまでパワフルに踏み抜いた。

 「重圧があって、いつもと違う緊張感だった」と語る特別な4日間。最後は自分の力を出し切るだけだった。後方からの捲りになったが、「届いてくれ!」という思いが勝利につながった。

 次は松戸のGⅡサマーナイトフェスティバル(13~15日)、さらに8月には平塚のGⅠオールスター(8月13~18日)が控える。「GⅠ優勝を狙って活躍したい」と力強く、熱烈な地元ファンに誓った。

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