【久留米競輪(ナイター)FⅠ】相性は近況データを上回る? 竹内翼「やっぱり久留米はいいバンク」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
S級予選6Rは、竹内翼が打鐘叩き先行で11秒3。3月高知以来の初日1着をゲットした。「やっぱり久留米はいいバンクですね」。思い起こせば5年前。当地FⅠでグレーツァー、トルーマンの外国人2人を相手に鐘前抑え先行で逃げ切った。竹内にとって最高に相性のいい走路というのは分かっていたが、7場所連続で予選5着以下というデータを目の前にしては、さすがに本命印は打てなかった。
「久々にいい感じで走れましたね。期の初めにここで走れて良かった」。竹内のポテンシャルの高さは誰もが知るところ。あとは仕掛ける勇気と、ちょっとしたきっかけがあればと言われ続けていた。そのきっかけが初日の一戦なら、準決でも下馬評をひっくり返すことがあっても不思議はない。▼11Rは竹内が再度の激走で、5―3=12、12―5―12。
▼4R(稲毛知也)チャレンジ上がり初戦で元S級の北野良栄に捲らせず1着。準決は期こそ違えど、同級生の坂田康季が相手。燃えないわけがない。6―1=25、1―6―4。