競輪

【佐世保競輪(ミッドナイト)GⅢ】瀬戸兄弟が仲良く1着スタート

 地元の意地で1人でも多く決勝入りを目指す。長崎勢は今節4人が出場。全員が予選を勝ち上がり、準決勝に駒を進めた。

 1着で準決入りを決めたのは瀬戸ツインズの2人。先に登場した弟・栄作は梶原海斗の番手から差し切り勝ち。「梶原君が落ち着いて対応してくれた。僕は何もすることがなかった」と感謝しきり。地元勢では点数最上位で、エース的な立場。緊張感もかなりあるようで、「走る前まではすごく緊張して、自転車を持っていくのを忘れたくらい(笑)。本番はそれがあったおかげか、冷静に走れた」とホッとした様子だった。

 栄作に負けじと晋作も白星スタート。カマシ先行の平尾一晃マークから差し切った。「余裕があって車間を空けたが、差せないかもと。直線は思い切って踏みました」と薄氷の勝利だった。「栄作の1着が刺激になった。1着取らないと負けたみたいになるので」と兄の意地を示した。

 「一緒に走りたい」。今節の瀬戸兄弟の目標だ。決勝での連係実現へ。栄作は準決7Rで平尾マークから、晋作は準決8Rで後藤大輝―阪本和也の3番手から決勝進出を狙う。

 ▼7R(瀬戸栄作)前期は1班の点数を取るなど今が充実期。平尾の奮戦は濃厚で、番手捲りも視野に抜け出す。5―123―1234。

 ▼6R(黒田淳)当地は今年3度目で、単騎捲りで1着を取るなど好相性。今回も単騎一発を狙う。7―124―1234。

全員が準決入りした長崎勢(左から平尾一晃、瀬戸栄作、阪本和也、瀬戸晋作)


 

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