【佐世保競輪(ミッドナイト)GⅢ】平原康多は3着で決勝進出、決勝は単騎戦
平原康多は3着での決勝進出となった。準決9R、3着でも勝ち上がれる状況ではあったが、東日本勢は8Rまでに勝ち上がりなし。ぜひとも自力型の山口多聞を残して決勝でも連係したかったが、かなわなかった。
山口―平原―宿口潤平の埼玉3車は中団スタート。真鍋智寛が九州勢を赤板過ぎに突っ張り切った直後、打鐘前1半過ぎから山口はスパート。好スピードで、終BS一本棒の展開をつくった。4番手BS捲りの真鍋は3半で失速。平原は「あとはどうやって山口君を残すかを考えた」。だが真鍋マークの隅田洋介に「すごい勢いで来た」と抜かれ、隅田に付いてきた岩谷拓磨にも先着を許した。山口は4着になり、決勝に連れていけなかった。
ミッドナイト初出走、落車明けなどの理由はあるかもしれないが、レース後は「力不足。その言葉が一番ぴったりくる」と言い訳はなし。決勝は「単騎で自力自在」。今年のダービー王でもあり、今開催の実績は断トツなだけに、単騎でどんな走りを見せてくれるか注目が集まる。