【熊本競輪・再建記念FⅠ】初日特選の嘉永泰斗「すごい声援」 中川誠一郎は「涙が流れた」
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ラインを形成した熊本の新旧エース嘉永泰斗―中川誠一郎は、大声援を受けて初日特選に登場し、それぞれ3着、5着に終わった。選手紹介で中川は「ちょっとうるっと涙が流れた」。嘉永は「すごい声援。これが地元戦なんだと感じた。呼ばれている名前は10対ゼロで中川さんでしたけど」と笑った。
青板1半でいったん先頭に出て、北井佑季―山崎芳仁のカマシを待っての3番手キープ。ただ嘉永はそこでの動きにやや不満顔で、「車間が3車身くらい空いた。北井さんの強さもあるが、もっとピタリと付けたい」。終1半からの捲り追い込みを試みたが、結局前の2人には届かず3着。「何もできなかったわけではないし、悪くはない。でも北井さんのペースはすごかった」。北井を倒さなければ記念すべきこの大会の地元勢優勝はない。何かしら策を巡らせるはずだ。
中川は、「勝ち上がりが懸かる準決は、お祭り気分を引き締めないと。この声援が、ヤジに変わるかもしれないので」。準決12Rは初日同様の連係に加えて、中本匠栄が3番手に加わる。今節、地元勢が3人連係するのは初めて。熊本のファンへ、熊本独占の確定板を見せるつもりだ。
