競輪

【佐世保競輪(ナイター)FⅡ】ルーキー野村賢が予選2連勝にも反省「もっと周りに配慮するレースを」

<記者コラム・森川和也の追走一杯>

 初日チャレンジ2Rは、デビュー2場所目の125期・野村賢が突っ張り先行で押し切り。予選2連勝を飾った。

 残り2周半から別線のラモスレオが並びかけてくる予想外の展開だったが、「それでも冷静に突っ張ろうと思った」。赤板で内から踏み込んで勝負ありと思われたが、今度は突っ張られたラモスが後位で番手の志村達也と並走。「一本棒になるまでは流しておいて、最後の2角からまた踏み直しました」。ポイントが来ると一気の加速で後ろの2人を引きちぎり、2着の爲田学に7車身差をつけてゴール。力強さを存分にアピールした。

 ただ心残りはラインで決められなかったこと。「もっと周りに配慮するレースをできないと駄目ですね。強い人に考えを聞くと、頭の中で考えるよりも感覚で動いている。自分もそんな選手になれるように頑張りたい」。白星の中にも課題を見つけ一歩ずつ強くなっていく。

 

▼3R(細中翔太)「前回の向日町よりはマシだったけど、残り1周に入るまでがオーバーペースだった。準決はそこを考えて」。初日は2着だったが、ルーキーシリーズを含めた3場所で初めて予選をクリア。これで勢いがついたとみれば岡山両者のワンツーで、4―1―2356。
▼12R(吉田晏生)レインボーCで特班した実力者とはいえ今回が1、2班戦のデビュー戦で直近4カ月の成績は低い。「点数だけを見てしまうと弱気になっちゃうので、自分は95点だと言い聞かせて走っていますよ」と自己暗示。坂本将太郎の援護を信じて逃げ粘れば6=2―134。

逃げ切り1着にもしっかりと課題を口にした野村賢
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