【佐世保競輪（ナイター）FⅡ】「気持ちよく駆けさせない」和泉尚吾が関東トリオに宣戦布告だ

　ハイライトの12R決勝は3分戦。今節が1、2班初戦だった吉田晏生が強烈な先行パワーで連勝したことにより、吉田―小玉勇一―坂本将太郎で結束する関東トリオに流れが傾きつつある。

　そこに待ったをかけるのが和泉尚吾だ。「吉田君を気持ちよく駆けさせるときついのは分かった」と現状を分析したが、「任せてくれた中園（和剛）さんが1番車だし、脚を使わなくていいのは大きい。吉田君を何とか倒して、中園さんとワンツーできるように手を尽くします」と力を込めた。

　これだけ言い切れるのには裏付けがある。「この後もレースが続くので、今回はきつめに練習をしてきた。その成果が出てきたのか脚に余裕があったし、感覚はいい」。今回は2、2着の勝ち上がりで、前回は2、4、2着。勝ち切れないレースが続いて「精神的にはきつい」と苦笑いするが、「仕掛けるタイミングさえ合えば」と自分の力を信じ、待望の1、2班戦初Vをつかみに行く。