【佐世保競輪(ナイター)FⅡ】〝裸逃げ〟でも2着に逃げ粘った細中翔太が初の決勝で波乱を演出するか
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
チャレンジ準決3Rは細中翔太が〝裸逃げ〟の苦しい展開をしのいで2着。本デビュー2場所目で初優出に成功した。
まず口から出たのは反省の言葉だった。「1着を取れないのが悔しいですね。オッズを見て人気になっていたのが分かったし、頑張ろうって思ったのに」。赤板1半から叩いてラモスレオが番手にはまった。ハコ捲りされるピンチの形に陥ったが、「出てからずっと流していた。でも1周くらいは踏まないと、と思って踏みました。それでも捲られてしまった。表現しづらいけど、まだ自信を持って踏めていない」。脚を使っていなかった岡本翔にひと捲りされたが、それでも意地で優出切符だけは逃さなかった。
決勝は野村賢の番手を回ろうと思えば回れたが「後ろを回るだけの技術がないし、自力で力を出し切りたい」ときっぱり。人気になる同期の小川三士郎や、単騎の野村に養成所時代の記録会タイムは劣っていない。川本琢也と同県ラインを組める利点を生かし、波乱を演出してみせる。▼11R決勝は、岡山両者のワンツーが穴目。6=1―234。
▼10R(戸伏康夫)前日は池田伍功羽の番手を奪って差し切った。上げ上げムードのここは中原をハコ捲りで連勝も?3―12―1245。