競輪

【別府競輪(ナイター)GⅢ開設記念】鈴木竜士に自力の魂が再び芽生え始めた

 鈴木竜士が自力選手として生まれ変わる。近年は東京を代表する自在屋として存在感を発揮。ただ、前場所の立川初日は野口裕史にジカ付けできる番組だったが、自力を選択。結果的に3日間すべて自力戦を展開した。

 「出直しですね。もう一回、自分でやって頑張りたい」。いつものさわやかな顔できっぱりと理由を話した。「結果を出すことも大事だが、まずは自分の力を出し切ることに専念。ダメなら練習を頑張るだけ。追い込み選手として練習するのと、自力選手として練習するのは、同じメニューでも気持ちの面で全く違います。3年かけてやり直したい」。目先よりも長期的な成果を考えて、戦法を変える決断を下した。

 2017年にGⅡヤンググランプリを制した、107期を代表するレーサー。新人時代は新山響平、吉田拓矢と107期の〝三羽ガラス〟だったが、GⅠを勝っていないのは鈴木だけ。「目標のGⅠを取るためにも、自分でやれるようにしないと」

 初日4Rも当然ながら「自力」宣言。輪界きっての二枚目がトップに向けて、再び歩き出す。▼4Rは鈴木が自力を出して、アタマを奪取することに期待。1―59―24579。

 ▼7R(磯田旭) 人気を集めそうな小松崎大地だが、近況は点数ほどの強さは感じられない。好調な小畑勝広が先行して、小松崎の仕掛けに合わせることができれば、番手の磯田に好展開。7=12―3458、7―3―12458。

初日4Rは同じ東京・高橋築の前で自力勝負する鈴木竜士
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