競輪

【別府記念(ナイター)GⅢ開設記念】林慶次郎は4着発進も冷静分析、底力アップで九州の主砲へ

 初日は九州勢が10人、確定板に載った。だが林慶次郎は4着。「暑かった。やばかった。息が切れる」と、午後5時2分発走のレースでも、汗を噴き出しながら振り返った。

 「イメージ通りの展開だった。シッティングで駆けたけど、一度終HSで下りてから平面ダッシュした分、脚を使ってしまった」と分析。「お尻を上げて踏み込めば捲られずに、大西さんとワンツーできたと思う」。自らも2予に勝ち上がり、地元の大西貴晃に2着をもたらしたが、満足はせずに冷静に修正点をあぶり出した。

 前期は104点台の競走得点を残し、来年1月からのS級1班復帰は確定的。2020年に1年間務めたS1では、2期ともにS1キープをできなかった。だがここからは、この座を明け渡すつもりはない。

 ビッグレースは過去、補充を除くと20年3月ウィナーズカップと同年8月のオールスターに出場。どちらも完全に力負けをし、「まだ自分には早かった」と口にしていた。だがもうその時期は終わり。底力を付けてS1点を取り戻したからには、九州の頼れる機動型としてグレードレースでも結果を残す。

 ▼10R(林慶次郎) 小川勇介との小倉コンビで、SS山口を倒す。小川も吉岡稔真カップ優勝から波に乗っている。9=2―13457。

 ▼7R(北津留翼) 10Rの小倉コンビの前に北津留が白星突破。伊藤後位から抜け出して、こちらも小倉ホームの八尋英輔と決まれば好配当。5―8=12379。

初日は4着での勝ち上がりとなった林慶次郎

 

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