【別府競輪(ナイター)GⅢ開設記念】小岩大介ら地元勢4人が準決に進出
地元の大分勢が一人でも多くの決勝入りを狙う。2予に進出した地元勢は全員が準決に駒を進めた。
二予8Rは、小岩大介―菅原晃のベテランコンビが伊藤颯馬をマーク。伊藤のカマシ先行に乗って、小岩が1着、菅原は4着で勝ち上がった。勝った小岩は昨年の地元記念は未勝利に終わっただけに、喜びもひとしおと思われたが、「気持ちに余裕がない。リラックスしているつもりだが、緊張しているのでしょう」と笑顔なし。それでも、今大会に懸ける思いは誰にも負けない。準決11Rは気心の知れた同期・北津留翼を目標に、決勝進出へ決め脚を繰り出す。
初日特選を制した阿部将大は二予9Rに登場。東矢圭吾の番手回りで、後位を先輩の大西貴晃が固めるという重要な位置。東矢が武田亮ともがき合いとなり、別線の南潤の捲りごろとなったが、「南君が捲りにくると思ったので、外に張った」と的確に対処。東矢を残せなかったことには「自分の技量不足。焦って前に踏んでしまった」と後悔しつつも、地元ワンツーと最低限の仕事は果たした。「まずは決勝に乗ることに集中したい」。準決10Rは伊藤颯馬を好リードして、再び3番手を固める大西と勝ち上がる。