【熊本競輪(モーニング)FⅡ】佐藤竜太「自分のやりたいように走らせてくれた」番手の金子貴志に感謝
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
準決5Rは佐藤竜太がクレバーな走りを披露して勝利。佐藤マークで2、3着の金子貴志―土岐幹多とともに中部3車で決勝へ勝ち上がった。
初手で中団が取れた佐藤は、赤板で後ろ攻めになった山崎駿哉からフタをされないようにけん制。それでも打鐘前で山崎が強引に踏んで来ると、前受けの島村匠を叩き、山崎を単騎で出させる頭脳プレー。見事に番手へ収まった。「金子(貴志)さんがSで中団を取ってくれたし、全て自分のやりたいように走らせてくれた」と全面信頼してくれた先輩に感謝すると、「最後は仕掛けられずに追い込み勝負になったけど、中部のみんなで決まってうれしい」と満面の笑みをみせていた。▼7R決勝は広島ラインが強敵だが、3場所前の岸和田準決で村上竜馬相手に逃げ切り1着を飾っている。その再現に成功すれば、5―3―146。
▼4R(石田拓真)3番手を取った準決は直線で踏み場がなく5着だったが、前々に攻めていて気配良好。S早い木本賢二とラインを組むここは、後ろ攻めが回避できるだけに勝機も十分。7―34―2346。