【別府競輪(ナイター)GⅢ開設記念】中釜章成―古性優作の練習仲間コンビが初連係でワンツー
練習仲間でもある大阪コンビが初連係でワンツーを決めた。準決12R、中釜章成が2角から先行ラインを捲り切ると、マークした古性優作が差し切った。
中釜は「後ろが古性さんで後ろにいる別線は行きにくいと思ったので、自分のタイミングで仕掛けられた」と先輩を大信頼して得意の捲りを放った。「絆で戦いましたよ。僕が1着を取ってインタビューを受けたかったな。インタビュアーの女性がきれいだし」。いつもの中釜節がさく裂して、ご満悦だった。
対する古性は「中釜君は練習ではずっと強かった。その強さがやっと出てきたのかな。同じ大阪から自力選手が出てきたのが、すごくうれしい。いつかGⅠ決勝で連係してみたい」と感慨深い様子。ただ、最後に中釜を差し切った場面について問われると、「彼はまぁあれぐらいですかね。練習では」と大阪らしくオチも忘れていない。「アップ中にひらめいた体の使い方を試して、2日目よりも良かった」と古性の状態は上向き。決勝もかわいい後輩を目標に、5月函館GⅢ以来の優勝を目指す。