【別府競輪(ナイター)GⅢ開設記念】「松浦君に了承もらって」武藤龍生は単騎を選択
武藤龍生が単騎で自身初のGⅢ制覇を狙う。準決11Rは先行策に出た吉田有希マークから、脚を伸ばして3着。「吉田君を残したかったが…。内から来た岩津(裕介)さんまでは対応できなかった」と悔しい表情を浮かべたが、初日特選組の面目を保つ決勝入りを果たした。
その初日特選では同期同学年の松浦悠士をマークした。東地区の自力型が不在の決勝は「初日に付いた選手の後位を固める」という追い込み屋の競輪道に従って、松浦ラインの3番手を固めるかと思われたが、単騎戦を選んだ。
「松浦君に世話になったが、地区が違う3番手を固めるのは少し違うかな。関東ならば3番手を固める。いろいろな考えがあると思うが、自分は違うのかなと。当然、他のラインには付かないで一人でやる。松浦君に一声かけて、了承してもらった」。己の信じる追い込み選手道を貫いて、決勝12Rは一人で前々に運び優勝を目指す。