【熊本競輪(モーニング)FⅡ】「展開がおいしかった」4番手捲り決めた坪内恒が連勝で1、2班戦初優出
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
準決5Rは坪内恒が4番手捲りで11秒1。前期S級の格上・飯田憲司を振り切って連勝し、1、2班戦で初めて決勝に進出した。
前受けの中山拓人が梶原大地を突っ張って先行。初手から中団を取っていた坪内は脚を全く使うことなく一撃を繰り出せた。「冷静に走れたし、展開がおいしかったですね。3分戦に慣れてきて、自分の中でレースの想定ができるようになってきた」と充実ぶりを口にした。
青山学院大でラグビーをやっていたが、プロ野球の杉本裕太郎(オリックス)とはクラスメートで今でも連絡を取り合う仲という。「今シーズンは調子が良くなくて心配ですね。(杉本が)打てばチームが勝つことが多いし、何とか頑張ってほしい」。▼7R決勝は、初優勝まで一気に決めて不振にあえぐ球界の世紀末覇者拳王・ラオウにエールを送る。2=7―145。
▼2R(中川拓也)シューズの調整を行うなど懸命な調整で、底の状態からは脱出した。番手が仕事きっちりの須賀和彦なら、先行して残してもらうのが最良の作戦だ。4―6=125。