【久留米競輪(ナイター)FⅠ】「心中するばい!」 中西大が腹をくくっての先行勝負で2着
中西大がバックと声援を味方に予選を突破した。初日9R、打鐘前で押さえると果敢に先行。昼田達哉に捲られはしたが、2着に粘った。
レース後は「松尾さんがありがたかったですね」と自身にマークした松尾信太郎に感謝しきり。「『心中するばい!』と言ってくれて。バック本数も大してないのに…。それならば、いつも以上に腹をくくるしかない」と先行勝負に出た。その松尾は終2角で堀江省吾の仕掛けを止めに行くなど、言葉通り全力で中西をサポートした。
久留米市出身とだけあって、中3日の強行軍でも気合は十分だ。「初日もおばちゃんが4人ほど応援してくれましたよ。前回の久留米で走った時にいたおじいさんもいましたね。点数もないのに応援する人が増えている」と感無量の様子。「フレームも元に戻して、お世話になっている福岡の整体にも行った。それがいいのかな」と状態もやや上向き。準決10Rも〝地元3割増し〟で決勝進出を目指す。▼10Rは中西と伊藤裕貴の中近ワンツーに期待。2=6―135。
▼3R(小榑佑弥) 溝口葵と佐藤壮志が激しい主導権争いを演じそう。単騎の小榑が捲り一撃を決める。4―157―157。