【別府競輪(モーニング)FⅡ】「動いてくる子が決まっていたので」長澤彩が貫禄の走りで初日差し切り1着
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
ガールズ予選1の6Rは、番手に飛び付いた長澤彩が直線で差し切り。3連単1万7280円の好配当を叩き出した。
グランプリ出場歴もある経験豊富な36歳は「前々で動いてくる子が決まっていたので、様子を見ながら走りました」と、20代の6人を冷静に観察。最終HSで、前受けから飛び付き狙いの豊田美香よりも前に出ると、鈴木美教の追走を阻んで當銘沙恵美マークを勝ち取った。
「うまく反応できて、いい位置が取れた。展開が良かったですね。調子は悪くないと思うけど、ちょっと暑過ぎるので注意して頑張ります」。前回青森に続く1着スタートにもおごることなく、気持ちをしっかりと引き締めた。▼2日目6Rは再び鈴木、當銘と対戦。当地ノーミス5優出の相性を盾に連勝ゲットも。5―26―1246。
▼4R(山崎駿哉)予選は鐘3角過ぎからの一気カマシで、番手の岡田啓渡と2人でぶっち切った。この1年で2度しか準決を突破できていないが「優出できる脚は戻ってきているけど、今はとにかく自分の力を出し切るだけ」と焦りはない。強力先行で本命の梁島邦友を捲り不発に終わらせれば、3=7―5、7―5―3。