【佐世保競輪（ナイター）FⅠ】那須萌美が4番手強襲で鮮やか1着「しっかりと練習をできているのがいい」

　ガールズ予選1の6Rは、那須萌美が怒とうの追い込み脚を発揮。3半4番手から痛烈に追い込んで1着をもぎ取った。

　逃げた熊谷芽緯―猪頭香緒里の後ろで3番手をキープも、安東莉奈が熊谷に突っ張られ、安東に乗っていた金田舞夏が那須の外にへばりついていた。「ずっと詰まっていたし、（猪頭の）内をすくっても閉められそうで」。迷う時間はかなり長かったがその分、道中はずっとサラ脚。終3角で金田をどかすと、勢いをつけて直線一気に突き抜けた。「よく伸びたと思うけど、直線が短いから1着まで届くとは思わなかった」と自分でもびっくりの強襲劇に笑みがはじけた。

　3場所前から換えたフレームの効果も当然あるが、「しっかりと練習をできているのがいいんだと思います。（昨年は4Vだが）今年は優勝が1回もない。そろそろ取りたいですよね」。55点オーバーが不在の今節は絶好のチャンス。2日目以降も那須の強烈な決め脚が爆発しそうだ。