競輪

【平塚競輪(ナイター)GⅠオールスター】山崎賢人はパリ五輪組をねぎらいながらも「一緒にされたくない」

パリ五輪はリザーブとなりで国内に残った山崎賢人

 山崎賢人がパリ五輪の日本代表に敬意を表した。「メダルが取れなかったのは残念ですが、みんな頑張っていました。お疲れさまでした」とチームメートをねぎらった。太田海也に対する度重なる微妙な判定や、中野慎詞の落車などには「いろいろなことがあり過ぎましたね。ホントに」と言ったまましばらく無言。ようやく「うーん、審判による面はあると思います」。一緒に世界を転戦した者だけが分かる感覚があるような雰囲気だったが、あれこれと明言することはなかった。

 「少なくとも、自分も10月、デンマークでの世界選手権まではナショナルチーム(NT)で頑張るので、今はそれに向けてトレーニングを積んでいます。鉄のフレームで練習もしたけど、アップ程度。でも大丈夫でしょう」。6月の久留米記念を制するなどNTでの成果を出しつつあるだけに、自信はありそうだ。「でも、どこかで五輪組と一緒にされるような予感がする。やめてほしいんですけど」と苦笑い。山崎は2日目に初戦を走る。

 伊藤颯馬は出げいこで汗を流した。「同期の坂井洋さんに誘われたので、後藤大輝君も誘って宇都宮に4泊。そこから直接、平塚に来ました。いい練習になった。坂井さんはマジで本当に強い。後藤君は、まあまあ強い」と笑顔。「宇都宮名物のギョーザも食べました。おいしかったです」と言いながらも、「でもギョーザって、どこで食べてもうまいですよね」。眞杉匠らとももがいて、環境を変えた練習が刺激になったようだ。

 後藤大輝は初のビッグレース。「眞杉さんにちぎられた。すごく落ち込んでいます。このメンタルで初GⅠに来るとは思っていなかった」と意気消沈。だが持ち味の前向きな性格で、「逆に失うものはない。構えずに気合を入れます。平塚バンクも一度経験がありますが、走りやすくて相性がいい」と気合を注入。初日4R、山田英明―瓜生崇智の前でビッグデビューを果たす。

宇都宮で練習してきた伊藤颯馬(右)。左は別府記念の準決と決勝で連係した阿部将大

 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena