競輪

【平塚競輪(ナイター)GⅠオールスター】ガールズドリームで日野未来が同期の女王に続く2着

<記者コラム・野口雅洋の1000円勝負>

  ガールズドリームは日野未来が、ファン投票の順位通りに2着でゴールした。前検日には「佐藤水菜さんの隣の枠なので、その後ろが取れたらその位置から行きたい」という言葉もあったが、初手は佐藤の前になり、先頭で周回する太田りゆの後位を周回。前々に踏む太田、鐘4角でカマして先頭に立つ山原さくら、そして最終的に捲りを決めた佐藤と流れるように切り替えて、GP女王に続く順位で入線した。

 「今まで切り替えが苦手だった。でも自分で1周半踏んでも絶対に残れない。自力だけでは勝っていけない。いろんなレース映像を見て考えた」と研究の成果を強調。「水菜さんが見えた瞬間に切り替えようと100%踏んだ。自分で踏み込めたのでメチャうれしい」と苦手を克服して笑顔を見せた。「バイクでトップスピードを上げる練習をした。それで周回のスピードがすごくゆっくり感じた。成果は出ている。でも最後は水菜さんに脚力が及ばず抜けませんでした」。女子のトップアスリートとして日本自転車界に君臨する同期に、4分の3車身まで詰め寄った。

 元グラビアアイドルだが、114期で唯一ゴールデンキャップを獲得した素質を誇る。ファン投票順位も自己最高を更新。人気も実力も、まだまだ成長期が続いている。

 ▼1R(日野未来) 「どこで踏めばいいのか、寝る前にたくさん考えます」。車番を生かして白星奪取へ。1―236―2367、1―6―5。

 ▼6R(岩津裕介) 取鳥雄吾からの信頼度が高い先輩。2車でも先行なら、白星発進も十分。2―379―3679、2―9―1。

元グラドルで、写真撮影はいつもキュートなポーズを取る日野未来

 

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