【平塚競輪(ナイター)GⅠオールスター】太田海也、小原佑太らパリ五輪組の男子が気持ち新たに大会参加
初日1Rを前に、パリ五輪から当日帰国したばかりの太田海也、小原佑太、窪木一茂が会見した。
チームスプリント、スプリント、ケイリンに出場した太田は「メダルに届かず悔しい五輪になった」という言葉を発したが、口調はハキハキ。微妙な判定に泣いた戦いだったが、不平不満を表情にも出さずに振り返った。「ケイリンを走る機会が少ない中でオリオン賞に走れるのはありがたい。鍛えてきた脚で、S級選手として実力を出せるよう頑張りたい」と競輪選手としての自覚を述べた。疲れは残るはずだが、「競技を終わってから1日置いている。体の方は準備できている」と気丈。パリの悔しさを、平塚で晴らすつもりだ。
小原の表情は明るかった。チームスプリントとスプリントに出場し、「パフォーマンスは十分に発揮できた」。こちらは最終種目だったケイリンに出場していないため疲労が取れつつあることを強調。昨年11月の競輪祭以来の実戦競輪だが、「間隔が空くのはいつものこと。メンバーのいいGⅠ。楽しんで走りたい」と気持ちを切り替えていた。
窪木はチームパーシュート、オムニアム、マディソンの中距離種目に出場。「メダルが手の届くところにあると思っていたので悔しい」。今大会に関しては「競輪選手になった以上、大きな大会で優勝を目指したい気持ちがある。うれしい機会」とやる気を見せた。