【武雄競輪(モーニング)FⅡ】小山峻汰が初の先行で2着粘り込み「北井佑季さんのレースが理想だけど」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
予選2Rは、125期のルーキー小山峻汰が突っ張り先行で2着。養成所時代を含めて初めてのバック奪取と、「逃げ」の決まり手が付いた。
「先行すると決めていた」とレース前から意気込んでいたが、「今まで先行をしていないから踏み方が難しかった。4角からジワッとペースを上げていけばよかった」と、逃げ切れなかったことに歯ぎしりした。
もちろん自分の力のなさは百も承知だ。「北井佑季さんのようなレースで勝つのが理想だけど、全く力が足りない。でもこれをやっていかないと先につながらないから」。元高校球児の小山が元Jリーガーのタイトルホルダーを理想像に、ペダルを必死に踏み続ける覚悟を決めた。▼準決5Rはガードが堅いGP覇者・小野俊之とセット。最後まで逃げ粘れば4―35―1235。
▼11R(櫻木雄太)7月小倉の落車でフレームが破損。借り物の一台は微妙な感触だが、「自転車に体を合わせていく」。なじめば初日以上の走りも十分で、1=2―7、1=7―24。