競輪

【佐世保競輪(ナイター)FⅡ】荒木貴大は尻に火が付いて急上昇「このままだとS級に上がらず終わっちゃう」

<記者コラム・森川和也の追走一杯>

 荒木貴大の絶好調ゾーンがあまりにも長い。4Vを挙げた前期は94.72点でA級5位の成績を叩き出すと、今期はまだ優勝こそないが94.77点と勢いを持続させている。


 成績アップの要因はなんと〝焦り〟だった。「このままだとS級に1回も上がらずに終わっちゃうかも」。周囲よりも遅い26歳デビュー。後輩で関東屈指の機動型・森田優弥がこなす練習に食らい付き、自分なりには頑張っていたが、S級点までなかなか届かない日々。そんな時に30歳の大台に乗って、焦りから尻に火が付いた。「頑張らないといけない」。気持ちの入り方が違うと、今までと同じ練習をやっても効果が全く違った。「しっかりと練習をするようになって変わりましたね」。連続S級点を狙った今期も快進撃は止まりそうにない。▼12R特選はポジション取りがしやすい1番車。初日特選の連勝を「6」に伸ばす好機だ。1―5―236。


▼10R(境啓亨)通算1回の優勝は3年半前の当地戦。病欠明けの深瀬泰我が白井優太朗の猛抵抗を受ければ一撃必殺の捲りが決まるかも。近況は「後手に回っても冷静に走れている」というコメントも頼もしい。5―23―2346。

30歳を超えて尻に火が付いた荒木貴大

 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena