【佐世保競輪(ナイター)FⅡ】予選4着で泣きそうだった岡部伶音が決勝は「自分もチャレンジャー」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
チャレンジの準決5Rは、岡部伶音が汚名返上の1着に「ホッとしたというのが正直なところです」。シリーズリーダーで登場した初日予選は、5番手から捲れず4着。あまりのふがいなさに「泣きそうだった」と告白したが、中西勇にはまって番手捲りしただけの勝利であっても「あとがない状態から決勝に勝ち上がれた」ことで、自信はかなり回復した。
デビュー2年目の123期で、ルーキーの稲留敦貴と角宗哉よりも先輩格だが、それでも「自分もまだ新人です。チャレンジャーです」とおごりはない。ダービー王で師匠の父・芳幸と「ちょうど休みがあったので一緒にやった」練習の成果を最後の一戦でしっかりと出し切る。▼11R決勝はライン3車を存分に機能させて、岡部が125期の2人を退ける。3―567―567。
▼10R(高橋美沙紀)ルーキーシリーズを含めて14度目の優出だが、「まだ決勝で確定板に載ったことがないんです」。2番車のここは、隣の児玉にマークする策なら2、3着も十分に狙える。1―2=347。