【宇都宮競輪・GⅡ共同通信社杯】清水裕友は500バンクも33も得意、猛暑にも対応
初日6R、清水裕友が白星スタートを飾った。「別線が踏み合ってくれたので展開が向きましたね」とはいうものの、桑原大志―岡村潤を連れてのワンツースリー。2車単も3連単も1番人気に応えた。
「500は好きです。33も得意ですけど」と周長を選ばない器用さがある。だが続けて「一番苦手なのは400」。現存競輪場43場(千葉250を含む)のうち32場を占める400バンクが不得意だと話して周囲を笑わせた。さらには「初日のレースだと400では厳しかった。500に助けられた」とやや遅めになった捲りを振り返った。
少し前まで「暑さは苦手」と夏場の戦いで成績が伸びずに悩んでいたが、「少しずつ対応できるようになってきた」。今年の夏は好調をキープ。この日も残暑厳しい中、午後1時のレースで快勝した。SS勢の白星スタートは、清水、脇本雄太、山口拳矢の3人だけで、清水は実力をきっちり発揮できている。
清水の過去のビッグVは、GⅠが1VでGⅡは3V。2年半前の当地ウィナーズカップも制した。得意のバンクとグレードで、Vへと駆け上がる。