【宇都宮競輪・GⅡ共同通信社杯】窓場千加頼は疲れピークでも「村上義弘さんのように力を振り絞る」
窓場千加頼が2予Bの8Rを勝利した。今回は地元の向日町記念から中3日での戦い。そのため「初日より疲れはマシだが、オールスターの半分くらい」と出来は決して良くない。それでも脚を使いながら4番手をキープすると、3角過ぎから捲り追い込んで逃げる町田太我を逆転。南修二とワンツーを決めた。
「こういう状態でも、乗り越えていかないといけない。一走一走、力を振り絞って走るというのが課題。村上義弘さんは、それを何十年と続けていた」。尊敬する偉大な選手を思い描いて第二関門を突破。「場慣れしてきた面もある」と、今年2回のビッグ決勝を経験して、もう気後れはない。強い精神力を胸に急成長してきた32歳が、頂点を目指して次の関門も気合で乗り越える。