【久留米競輪(ナイター)FⅡ】胃がんから復帰の梶應弘樹はまだまだ闘志満々「S取りの練習をしようかな」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
チャレンジ準決3RはGⅠウィナー(1992年・全日本選抜)で大ベテランの梶應弘樹が、目標にした遠藤拓巳を好マークして2着。4場所ぶりで今期3度目の優出に成功した。
昨年12月に胃がんが判明し、胃を8割も切除した。現在の体重は術後から少し戻ったとはいえ71、2キロで「デビュー当時の数字まで落ちた」という。それでも体が軽くなったことを生かして「S取りの練習をしようかなと思っているんよ。今の競輪はS次第でレースが大きく変わるからね」とにやり。衰えない闘志はまさにプロの鑑だ。
▼5R(萩原瑞生)予選2は6着で優出ならず。「追走がへたくそで、もったいなかった」と話すということは、脚自体は悪くない。1番車の利を最大限に生かして今期3度目の確定板ゲットなら、36―1=346。
▼9R(枝村弘樹)車輪を新品に換えた効果が絶大で、連日シャープな自力駆けで奮闘中。単騎のここは狙わない手はない。3―1―45、3―5―12。