競輪

【別府競輪・GⅢナイター】一時は110点の中田健太が失地回復へ地道にステップアップ

【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】

 中田健太は3日目8Rを2着。「抜かないといけませんね」と同県の太田龍希に迫ったところでゴールした。「夏場にいつも点数を落とす。内臓が弱いんですかね。最近は室内練習が中心なので、夏も大丈夫だと思っていたんですけど」。今年も4月に110点まで上昇し、6月も109点台をキープしていたが、今では104点に下がった。

 「S級に上がってからずっと同じ点数だったけど、武藤龍生君に室内トレーニングを教えてもらった。ワットバイクやウエートをやって、効果はあった」と一時的には点数が伸びた。だが苦手な夏と、松戸GⅡサマーナイトFでの落車もあって急降下した。

 「龍生はGⅠでも上位の成績。自分もそこに一気には行けないけど、地道に上げていきたい」。具体的な目標は、来年1月の大宮記念に106点で臨むこと。大幅な点数回復ではないが、「すぐに戻そうとしないで、地道に行きたい。そこから勢いをつけたい」と意気込む。「いつかは龍生とビッグレースの決勝を走りたい」。同学年との晴れ舞台へ、一歩一歩、ステップアップを目指す。

 ▼9R(中田健太) 「最終日も太田(龍希)君とがいいな」と番組発表前から話していたが、その通り。今度は抜き去る。9―134―1345、9―3―7。

 ▼11R(太田美穂) 準決は坂口楓華の捲りに合わせ切りそうな先行だった。この出来なら優勝も期待できる。5―14―全。

3日目同様に最終日も同県の太田龍希をマークする中田健太

 

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