【弥彦競輪・GⅠ寬仁親王牌】寺崎浩平は山崎賢人の金メダルに触発され2年ぶりGⅠ決勝目指す
寺崎浩平が、元同僚に刺激を受けた。デンマークで開催のトラック世界選手権で、山崎賢人が金。「いやー、賢人さん、すごいですね」。昨夏まで一緒にトレーニングに励み、世界を転戦していた仲間の快挙を喜んだ。レース動画などはまだ見ておらず、JKAの職員に、どんなレースだったかを詳しく質問していた。
ローズカップは突っ張り先行ができずに悔しそう。「眞杉君にうまくやられた」。脇本雄太と古性優作を背負いながら、思うように仕掛けられなかった。だが脇本の捲りを目の当たりにして、「すごいスピードだった。自分がうまくやれなくてもリカバリーしてくれて助かった。あれくらい自分も脚をつけないと」と同県でナショナルチームでも先輩だったオリンピアンに感服していた。
寺崎は準決10Rを走るが、「深谷さん、新山さんの元ナショナルチーム勢を倒さないと」と、元チームメートで激突する。「最近は準決がなかなか突破できない。今度こそ」。2年前の西武園オールスター以来となるGⅠ決勝へ、世界で戦った脚力を武器に突き進む。