【佐世保競輪（ナイター）FⅠ】「出ちゃったんです…」自力卒業の猪狩祐樹が一番時計で捲り快勝

　猪狩祐樹がすさまじい捲りを披露した。自力選手として奮闘してきたが、近況は追い込み選手に転向。人の後ろを回ることが増えたが、初日10Rは平原啓多と東日本2車の番組で目標不在。猪狩が「自力は厳しい」と言ったため、お互い別々で戦うこととなった。

　ただ、ふたを開けてみれば、最後方から一気に前を捲っての快勝。「本当は自力を出したくなかった…。思ったよりも車が出てしまった。出したかったんじゃない。出ちゃったんです。決まり手も『差し』にしてほしい。また自力扱いを受ける」。上がりタイム11秒1と初日一番時計を叩き出す圧巻の内容だったが、苦笑いを浮かべるしかなかった。

　2日目準決12Rは西日本勢4車に対して、南関東2車と北日本の猪狩という構成。「自分はマーク屋」とアピールをするためか。迷いなく「南関東勢に付ける」とコメントを出した。