【別府競輪(モーニング)FⅡ】かつて「競輪界のハルウララ」と呼ばれた岡田雅也はチャレンジ戦で奮闘中
【記者コラム・森川和也の「追走一杯」】
ベテランの域にさしかかってきた岡田雅也が今期チャレンジ戦で74.61点と奮闘している。山崎芳仁、武田豊樹ら5人のタイトルホルダーを輩出した黄金の88期生だが、デビュー当時は勝ち星になかなか恵まれず「競輪界のハルウララ」と先輩選手に呼ばれることもあった。「学校時代に腰を痛めて満足な練習ができず、本当にクビになりそうだった」と、苦笑いしながら振り返った。
今期の好調な要因は「昔と違って、今は中四国に若い選手が多いから恵まれているだけ」と謙そんするが、「チャレンジ戦に合った練習が自分なりに分かっているし、それをちゃんとできているのがいいのかも」と、しっかりとした裏付けがある。
今シリーズは初日に連係する藤井の他にも細中翔太、岡本翔がいて目標に事欠かない。「なかなか1着は取れないけど、前に迷惑をかけないように頑張ります」。今期の着度数は【1947】で勝ち味の遅さは以前のままだが、約67%の3連対率は誇れる数字。岡田はもっと威張っていいし、その存在はもっと知れ渡っていいはずだ。
▼2R(舟元権造)あっせん停止明けでレース勘は気になるが「追い込んだ練習ができてトップスピードが上がった」のは好材料。タテ脚も準備して確定板を目指す。1―4=5、7―4=3。
▼5R(ラモスレオ)出脚が鋭い細中の番手に飛び付けば4―3―256。