【武雄競輪・FⅠ佐々木昭彦杯】「S級でもやれる」と絶賛の坂田康季 地元初Vの絶好機到来
坂田康季が地元初Vを狙う。準決5Rは抑え先行から逃げ切り。連勝を決めたが、自身の後位が別線にイン粘りされたため、ラインで勝ち上がれなかった。「難しいレースだった。ラインで決めないと」と苦い表情を浮かべたが、「ピンピンで勝ち上がれているし、仕上がりはいい」と自身の状態面は好気配だ。
今年はこれまで8Vと大躍進。来期はS級に昇級するが、他選手から「坂田君はS級でもやれる。記念の決勝に進んでもおかしくない」と言われるほど。そんな好素材だが、意外にも地元での優勝はない。「決勝には進めているけど…。そもそも決勝を決めたのに、最終日が中止になったことが2回もある」と地元戦では何かと不運がつきまとう。
ただ、今開催は地元初Vの絶好機だ。同い年の小柳智徳が前回りを志願した。「前回の高松でも連係の話をした。実現してうれしい。番手での優勝はないし、地元の優勝もない。優勝できるよう頑張ります」。佐賀のホープが今年9V目を地元で飾ってみせる。