競輪

【別府競輪(モーニング)FⅡ】「あの時のことを思い出した」福田健太がデビュー2走目で経験した悔しさ

中団並走を克服して準決1着の福田健太

 準決6Rはインで詰まった福田健太が、並走になった吉田悟から3番手を奪い取って捲り勝負。逃げる佐藤大地をゴール前で逆転した。

 「あの時のことを思い出しましたね」。7月の本デビュー初戦の向日町準決は、今回と同じように中団のインで詰まると、桜井大地に外から押し込まれて競り負けた結果、同期の谷内健太にすいすいと逃げ切られ、福田は6着に惨敗した。

 「それもあって車を下げようかと思った。でも向日町で悔しい思いをしていたから」。後方に下がっては間に合わない。そこで取った作戦は中団で我慢。「佐藤さんが駆けたタイミングで内が空くと思った」という読みがズバリ。労せず好位置をキープすると、ピッチをぐいぐいと上げる佐藤に力ずくで迫り、逆転した。

 「きょうは後半のレースになって眠くなったけど、初日よりもいい感じで走れましたね」。強風が吹き荒れた前日の予選1Rは突っ張り先行で3着まで沈んでいたとあって、汚名返上の1着に達成感が満ちあふれていた。

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