【熊本競輪・FⅠ】松岡辰泰「今回が競輪祭みたいなもの」目指すは地元初出走で初V
【記者コラム・造田大の大勝負】
松岡辰泰が地元初出走を優勝で飾る。準決12Rは4番手から「声援を受けて前に出された(笑)」と終HSカマシ先行から2着。番手の塚本大樹と地元ワンツーを決めて、大応援に結果で応えた。
今開催が初の熊本バンクでの実戦で、誰よりも今開催に懸ける思いは強い。前検日から「GⅠ競輪祭の出場権を持っていたけど、選考期間内に欠場を2回してしまって…。ペナルティーで出場できないんです。だから、今回が競輪祭みたいなもの」と熱い気持ちを語ってくれていた。
「初日は緊張でスカスカしていたが、2日目はしっかり踏み込めた」と心身ともに徐々に上向いている。「地元優勝だけを目指して頑張る」。次走に競輪祭を控える選手がそろう決勝12Rだが、自らの気合とファンからのエールを掛け合わせて、優勝へ突き進む。▼12Rは松岡の優勝に期待。本線はもちろん、番手塚本が2着に続く熊本決着だ。1―257―2567。
▼7R(田中陽平) 宮崎大空―松本憲斗の後ろの3番手回り。ただ、松本が宮崎をハコ捲りしそう。直線が長い熊本バンクならば、3番手から差し切りへ。4―5―137。