【松阪競輪・GⅢ施設整備等協賛】芦澤辰弘がGⅢ初制覇 「同世代の長島大介の後ろで勝てて本当にうれしい」
松阪競輪のGⅢ施設整備等協賛競輪「ザ・レオニズカップ」は17日、決勝戦が行われ、芦澤辰弘(36)=茨城=がホーム先行の長島大介を差し切り、GⅢ初優勝を飾った。長島が2着に逃げ粘り、3番手を固めた海老根恵太が3着。
■ヒーロー
自力選手は長島だけ。先行一車の展開で、その番手を回る芦澤の位置は西村光太、塚本大樹に狙われる可能性もあった。芦澤は「この位置を守り切ることが僕の使命だと思っていました」と、気合を入れて後ろを回った。ただ長島がラインで出切れるように最終ホームで外をカマし、無風で絶好の番手戦がかなった。余力十分に最後はちょい差しで仕留め、関東ワンツーが成立した。
強い信頼関係があるラインの仲間のおかげで勝ち取った初GⅢは格別。「同じ世代で長い連係実績がある。長島の後ろで取れて本当にうれしいです」と顔をほころばせた。
腰痛でここ数年、思うような活躍、走りができていない。ビッグレースも一昨年8月のオールスターから出場できていないが、この優勝で来年の競輪祭の出場権が獲得できた。「2、3年前まで当たり前のように走っていたけど、今はGⅠが遠く感じます。長島には来年またGⅠでお願いしますと言われたし、1年後に向けて準備していきます」。モチベーションが上がったガッツマーカーは腰痛とうまく付き合いながら以前の戦闘力を取り戻していく。