【別府競輪・KEIRINフェスティバルFⅠ】小森貴大が復活の4番手捲り「結局残ったのはシューズだけ」
S級予選7Rは、小森貴大が4番手捲りで圧倒。ラインの岩本和也とワンツーゴールを決めて、しっかりと本命人気に応えた。
いつにも増して目が輝いていた。「(すんなりの4番手捲りで)展開に恵まれて勝てたのもありますけど、はっきりと良くなっている感じがしますね」。現在こそ101点にとどまるが、好調時には105点を超える成績を残し、メンバー次第ではFⅠの争覇級に挙げられていた。さらに上を目指していた2年前。フレームやら何やらを思い切って変えたが、これが完全な裏目。落ちるところまで落ちてしまった。
好感触が戻ってきたのは前回玉野の2日目から。カマされた岡崎景介を2角3番手からひと捲り。一時の手応えを思い出しつつある。「いろいろと変えて、結局残ったのはシューズだけ。全て2年前に戻った」と苦笑いしたが、「これでいいイメージがつきそう」と勝利の味を確かめた。
「今年一年の中では一番いいし、前以上にいい感覚がありますね」。準決10Rは伸び盛りの後藤大輝が相手。現在地を知り、今後の指針を定めるには絶好の機会となりそうだ。