【別府競輪・KEIRINフェスティバルFⅠ】田中会心はラインで決まらず「それだけが心残り」も調子は上々
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
初日3Rは鐘前5番手から叩いた田中会心がマイペース先行で逃げ切り勝ち。A級1、2班戦の初Vに向けて好発進を切った。
中団から合わせてきた藤原悠斗の動きには驚いたが、「ここで出なきゃ駄目だ」と気合で叩き切ると、後位が古川貴之と藤原で取り合いになる中で「2角まで待ってから」再びペースアップ。古川が競り負けて九州ラインで独占が果たせず「それだけが心残りです」と悔しがったが、肝心の脚の状態は「最後まで踏めていたし、悪くない」と最後は笑顔を見せていた。▼準決4Rは勝負の一戦。なぜなら、同県の半田誠とともに優出なら、年上であることを盾に番手回りでのVも想定できるから。ワンツー実績のある島村匠の援護を信じて逃げ粘る。3=5―127。
▼8R(島川将貴)自力型の点数差が小さいだけに、ラインを組む黒田淳が1番車なのは大きなアドバンテージになる。5―1―237。