【佐世保競輪(モーニング)FⅡ】点数勝負の長谷川辰徳「このままだと来年はいなくなる」
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
「こんなハズじゃなかったのになぁ」と首をかしげるのが長谷川辰徳。前期終盤の頑張りからすれば、今期は余裕でクビ争いを回避できると思われた。しかし成績が思ったほど伸びず、現在は代謝ボーダーのわずか下に沈んでいる。「正直、このクラスの追い込み選手のほとんどは、調子が良くて前の一人を抜けるかどうか。だから本当に番組次第なんだけど、今期の前半は全く恵まれなかった」
とはいえ、前々回の四日市初日はハイペースの乱戦を7番手から捲って1着を取るなど確実に調子を上げている。「このままだと来年はこの場所からいなくなる。だから本当に必死なんですよ」と厳しい表情でメンバー表を凝視していた。▼予選5Rは小林和彦に相談しながら、最終的には単騎戦を選択。「脚自体は悪くないから、何とかしたいですね」。松本定と照屋将貴のワンツーが有力の厳しい組み合わせだが、どうにかして3着に潜り込み、3場所連続で準決に駒を進める。5=4―6。
▼1R(高野信元)ケガ明け4場所目で「デキは7割くらい」だそうだが、前回の脚があれば野上竜太との好勝負も可能。3=4―57、4―37―37。