【別府競輪(ナイター)FⅠ】5連勝中の石川航大「自力で優勝したい」 あえての松本秀之慎と別線勝負
【記者コラム・造田大の大勝負】
石川航大が自力で完全Vを決める。2日目3Rは突っ張り先行から押し切り。前場所の完全Vから続く5連勝でA級決勝に勝ち上がった。「特に変えたことはありませんよ。毎回力を出し切るつもりで走っているだけ」とここ2場所の活躍の要因を語った。
「意識はちょっと、しちゃいますね」とは3連続完全Vによる特別昇級のこと。そして、5Rで同じ機動型で来期S級の松本秀之慎が勝ち上がった。年長の石川が松本をマークするかと思われたが、お互い別で戦うことになった。
「前回は長松空吾君の番手から優勝した。自力で優勝したい気持ちがある。たとえ自力戦で負けても悔いはない」と強いまなざしで別線の意図を話してくれた。この決意の固さならば、己の力だけで優勝を勝ち取ってくれるに違いない。▼11Rは石川の連続完全Vに期待。1―235―235。
▼7R(久島尚樹) 石川の師匠。高橋広大との競りに勝って、目標の谷口力也を交わす。5―1=236。