【別府競輪(モーニング)FⅡ】57歳の川口満宏が初日特選で2着 来期は現役最年長のS級選手に
川口満宏が初日特選で2着に入った。「浮島君が頑張ってくれたおかげ。でもうまくやれば角君の捲りを止められたかもしれない。2着とはいえ反省はありますね」と冷静に振り返った。
58期の57歳。4年間A級で戦ってきたが、来期は2018年以来のS級に返り咲く。この年齢で何年もA級を走っている選手がS級に返り咲くことは異例と言ってもいい。年が明ければ、現役最年長のS級選手となりそうだ。
「いろんなことがあってA級に落ちた。落車したり、病気の疑いがあったり。でも諦めずにやってきて、ここ2年は落車もなく順調。昨年、2度目の結婚もしたし、まだまだ頑張りたいと思ってやっています」と、動きも気持ちも若々しい。「S級復帰は大きな目標だったけど、次はS級キープ。難しいと思うけど、できたらいいなあ。60歳まで走るというのも目標だけど、還暦のS級選手はまだ見えてこない。一つ一つ、一期一期、目標をクリアした先ですね」と静かに話す。
今期は失格があるためS級点には厳しいが、前回まで15節走って9回決勝進出。準決では連勝中でもあり、今回もファイナルへといぶし銀の走りを見せる。