【小倉競輪(ナイター)FⅠ】原田研太朗が11秒4の痛烈捲りで準決1着「全部、外を踏もうと決めていた」
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
S級準決10Rは原田研太朗(34)=徳島・98期=の必殺捲りがズバリと決まった。単騎戦だった初日特選は人気を集めていた中で「内を見てしまって失敗した」ことが災いして、最後は踏み場がなく5着。その失敗を生かして「今日は全部、外を踏もうと思っていた」と心に決めていた。
タイトルに手が届くだけの破壊力を持つ〝阿波の豪脚〟も、ここ数年は影を潜めている。「今は決勝に乗れるだけでもうれしい」と、しみじみ話したが大喜びするのはまだ早い。「そろそろ優勝したいですね」。昨年2月の京王閣FⅠ(2、1、決勝1着)以来のVを目指す。▼12R決勝は隊列細分化で流れが向きそう。連夜の単騎の一撃で3―12―1257。
▼8R(柏野智典)準決は最後方からの強襲で、あわやのシーンを演出した。ここはクレバーに駆ける渡口勝成に託して8月玉野(1、4、3着)以来の勝利をつかむ。4―2=156。