【別府競輪(モーニング)FⅡ】治田知也「『バックを取れ』と言われた」 師匠の金言を胸に積極勝負
治田知也(26)=新潟・123期=が積極果敢な走りを見せる。直近4カ月の競走得点は94.90で今開催のシリーズリーダーだが、自身の現状を「ふがいない」と振り返る。
「今まで仕掛けるべきところで仕掛ける勇気がなかった。自力の決まり手(逃げ、捲りのそれぞれ)よりも『差し』の決まり手が多い。これでは自在選手ですよ」。決まり手の内訳は逃げ4、捲り3、差し5。バック本数も5本と決して多いわけではない。「自力を出していない」と反省する治田の気持ちも分かる。
前回から半月以上もレースが空いたことで、自分を見つめ直した。「弥彦で師匠の加瀬加奈子さんと練習してきた。『力を出し切らんか! バックを取れ!』と言われました。師匠のアドバイスで気持ちが入りました。S級点も余裕があるし、言葉通り力を出し切っていきたい」と力こぶ。ガールズケイリンの第一人者の金言を胸に、積極的な競走を展開する。