【佐世保競輪・GⅢ開設記念】元子役の安彦統賀が気配良好「師匠のおかげ」 連日の波乱劇の主役になる
【記者コラム・造田大の大勝負】
安彦統賀(25)=埼玉・121期=が連日の波乱の立役者となる。初日7R、後方から捲ってきた九州勢の3番手に切り替えると、直線で脚を伸ばし2着。初日最高配当の3連単6万6410円に一役買った。
「新車を使ったがひどかった」と振り返った前回は7、7、6着と苦戦。だが師匠の太田真一(75期)にセッティングを見てもらって、「おなかに力が入るようになって、感じが良くなった」と劇的に改善。「師匠のおかげです」と川越工高自転車部の先輩でGP覇者に感謝しきりだった。
小中学生時代は子役として活躍。「あまり覚えていないんです」と記憶はおぼろげだが、「20世紀少年」など数々の映画やドラマに出演してきた。
夏場に左手の靱帯(じんたい)を痛めた影響で成績は落ち込んでいるが、A級時代は先行基本に活躍。底力は十分ある。かつての名優が今度は競輪で波乱劇の主役を演じる。▼9Rは安彦とマーク桑名僚也の埼玉ワンツーに期待。6=8―1279。
▼3R(西岡拓朗) 今節が1カ月ぶりの実戦だが、「S級点も懸かっているので仕上げてきた」と状態はまずまず。小川丈太マークから脚を伸ばす。7―139―139。