【佐世保競輪・GⅢ開設記念】新婚の林慶次郎 愛妻の身への心配事が晴れて快走へ
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
林慶次郎(27)=福岡・111期・S2=は、この秋に結婚。幸せな生活を送っているが、前検日は「小倉の事件が早く解決してほしい。家から遠くないので。妻にも無駄な外出はしないように言ってきました」と、中学生が巻き込まれたむごい事件に言及。愛妻を心配しながらの参加となった。
初日の午前中に、容疑者逮捕の報道。だが2Rと早いレースで、「ニュースは知らずに走りました。バンクは重かったし、捲りもあまり出なかった」。終1半から4番手捲りで3角先頭と勝ちパターンに入ったものの、直線で後続に次々に抜かれて4着に終わった。
だが、「走り終わった後でニュースを見ました。良かった。ひと安心です」と明るい表情。気持ちも晴れて、憂いなく2日目に臨む。
▼11R(林慶次郎) 9月の当地FⅠでは完全優勝。北津留翼の前で力強く自力を繰り出す。「連係も考えたけど、別で単騎で」と言う同期の平尾も、林が逃げれば小倉ラインを追走するかも。258BOX、5=1―2、2=1―8。
▼5R(齋藤雄行) S級点へ勝負駆け。さらに今回は師匠の東龍之介と同じ配分で、「連係したいけど自分だけ負けた。なるべく上のレースに上がって、連係できる確率を上げたい」と奮発の材料は多い。5―129―1249、5―2―8。