【佐世保競輪・GⅢ開設記念】梅崎隆介はマーク戦で反省しきり 家族のために3日目こそ
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
初戦3着で2予に進んだ梅崎隆介(34)=長崎・121期=は、残念ながら準決には進めなかった。「Sで自分が失敗して後ろ攻めになった。その後も次から次にミスを犯してしまい、落ち着けなかった。最後も自力で捲りに行ったけど、もう少し待つべきだったと思う」。慣れないマーク戦でもあり、最初のミスで平常心を保てなくなっていた。
夢にまで見た地元記念だ。「まだアマチュアのとき、妻や子どもと見に来ていた。そこを走れるなんて、まさかです」と前検日に振り返っていた。2日目は捲りを松浦悠士にブロックされて5着敗退。準決にはあと1人、抜かないといけなかった。
アマチュア時代にはまだいなかった4人目の子どもも今はいる。「とにかく稼がないと」。家族を養うために32歳でデビュー。敗者戦でも全力で1着賞金を目指す。
▼7R(梅崎隆介) 3日連続のマーク戦。2日目の走りを修正してS級初勝利へ。8―1=23579。
▼5R(清水剛志) マーク戦も板についてきた。中西大の後位から追い込む。7―129―1239、7―3―9。
