【別府競輪(モーニング)FⅡ】楠本政明「秘密にしたい」 不調の原因判明は同期の思いがけない一言
【記者コラム・造田大の大勝負】
楠本政明(29)=福岡・123期=がアドバイスを生かす。「先月の松戸や熊本から調子が悪かったんです」。11月から初日に大きい着をたたくようになって、いまいち波に乗れていない。
ただ楠本の表情は明るかった。「前回の後に原因が分かったんです。秘密にしたいので言いません」とニヤリ。記者が「当社はウェブ限定なので」と懇願すると、「分かりました」と笑顔で快諾してくれた。
「櫻木雄太君が『ペースが早くなっているのでは』と言ってくれた」。本当かどうか確かめたら、「自分が気付かないうちに、赤板付近のペースが夏場よりも3秒も早かった」。同期の思いがけない一言が不振の原因究明につながった。「櫻木君は適当に言ったと思うんですけどね。たまたま当たりましたね」と大いに笑いながら感謝していた。▼4Rは楠本の粘り込みに期待。7月弥彦では完全Vとペース配分が直れば強い。4―137―137。
▼3R(里見恒平) トリッキーなレースでたびたび高配を演出。「詳しくは言えないけど、変化球でも投げましょうか」と奇策で上位に食い込む。127ボックス、7=2―56。