競輪

【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】京都の四宮哲郎が地元の堀越翔己に競輪指南「もっと自分をアピールせんとアカンて」

四宮哲郎(右)は堀越翔己の強い気持ちを聞いて「九州の3番手」

 京都のベテラン四宮哲郎(51)=71期=が、地元の若手・堀越翔己に自己アピールの重要性を説いた。

 6度目の試験で養成所に合格した堀越は生まれた北九州で選手になったが、育った京都で練習を開始したため、四宮にはずいぶん前からお世話になっていた。最終日5Rは2人が同じメンバーに組まれ、四宮は3分戦の中で目標不在。どのラインの3番手にも行ける構成とはいえ、心の内の半分以上は堀越ラインと決めていた。
 だが堀越から強い言葉がなかなか返ってこずに「もっと自分をアピールせんとアカンて」と何度も叱咤(しった)激励。ようやく堀越から「めちゃめちゃ先行したいです」と強い気持ちを引き出して「よし、それなら九州の3番手に行く」

 ラインを組んで走る競輪は、何よりも味方を増やすことが大切。「仮番組が発表されたら一番に見に来て、やる気を周りに出しておかんと。そうしたら他地区の選手でも任せようかなってなるかもしれんのやから」。ミッドナイト開催で日付が変わる直前まで、四宮の愛のある競輪指南は続いた。

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