【立川競輪・GⅢ開設記念】山口拳矢が1年半ぶり3度目のGⅢ制覇「すごく久々の感じ」
立川競輪のGⅢ開設73周年記念「大阪・関西万博協賛 鳳凰賞典レース」は最終日の7日、12Rで決勝戦が行われ、藤井侑吾の逃げに乗った山口拳矢(28)=岐阜=が、番手まくりで快勝した。GⅢは23年7月の名古屋以来、3度目のV。2角からまくった郡司浩平が2着、直線で伸びた平原康多が3着に入った。
「すごく久々の感じでうれしい。侑吾さんが作ってくれたチャンスをものにできた」と、1年半ぶりのグレード戦勝利を素直に喜んだ。肩の状態が万全ではないなかでも、「去年、期待に応えられなかった分を返したい」と乾坤一擲(けんこんいってき)の走りでライバルたちをねじ伏せた。
昨年はS班を張りながら苦しい時期もあったが「去年の成績はいったん忘れて、ゼロから作り直していきたい。おととし以上の成績が目標。あとFⅠ戦が始まるので、そこで自信を取り戻したい。仕掛けの勘も戻していけたら」と、新年の巻き返しを誓った。